はじめに

「潜在意識」という言葉を聞くと、スピリチュアルなものとして敬遠される方も多いかもしれません。私自身も、以前はそうでした。しかし、人生で一度どん底を味わった経験から、今はむしろ潜在意識こそが人生の流れを決める鍵ではないかと考えています。
今回は、私自身の実体験を交えながら、潜在意識を書き換えるためにどのような手順を踏んでいるのかをお伝えします。
自信に満ちていた学生時代
私は学生のころ、学業も部活も本気で取り組んでいました。大学ではGPAも3を超え、学内で卒業を早められる制度の権利も持っていました。高校生のころは部活で全国大会に出場するなど、当時は「自分はやればなんでもできる」と信じていました。
目標に向かう中での挫折
しかし、あるとき状況は一変しました。夢を叶えるために大学を変え、本格的に挑戦を始めたとき、目上の人からほとんど毎日のように自分の能力を全否定され続けたのです。最初は耐えていましたが、次第に自信と意欲が削られ、精神面が限界を迎え、最終的にはその道を断念せざるを得なくなりました。
その後も立て直そうと努力を続けましたが、一度壊れた心の奥には強い不安と恐怖が残り、何をしても上手くいかない時期が続きました。
潜在意識と出会ったきっかけ
「このままではいけない」と思っていたとき、偶然目にした動画がきっかけで「潜在意識」という概念に出会いました。最初はスピリチュアルで胡散臭い話に思えましたが、見ていくうちに自分の経験と重なる部分が多く、自然と引き込まれていきました。
「今まで負のスパイラルを繰り返してきたのは、自分の潜在意識に原因があるのではないか」
「もしそれを変えられれば、人生は好転するのではないか」
そう考え、潜在意識を書き換えることを実践し始めました。
潜在意識を書き換える私のやり方
現状を書き出す
まずは今の自分をありのままに紙に書き出します。この作業は誰にも見られない場所で行います。手を動かすことで思考が整理され、自分の立ち位置がはっきりします。もちろん紙よりデジタル端末がいいという方はその方法でも問題ありません。
理想像ややりたいことを書き出す
次に、理想の自分像ややりたいことを自由に書き出します。「お金を稼ぎたい」「多言語を習得したい」など、どんなに些細でも構いません。
優先順位をつけて絞る

書き出した中から優先順位をつけ、一つに絞ります。脳はマルチタスクができないと言われています。だからこそ、一つに集中した方が最も効率が良いです。
このとき SMART の法則に従うと目標設定が現実的になります。
- S(Specific):具体的である
- M(Measurable):測定可能である
- A(Achievable):達成可能である
- R(Relevant):目的に関連している
- T(Time-bound):期限が明確である
ドリームキラーを避ける
理想像は他人に話さないようにしています。身近な人でも、無意識に夢を否定してくる「ドリームキラー」になることがあるからです。
ネガティブを遠ざける
SNSの情報に触れる時間を減らし、ネガティブな言葉を口にする人とは距離を置きます。場合によっては親しい人でも、目標を否定されるなら距離を置くべきです。
アファメーションとビジュアライゼーションを実践する
アファメーションでは、否定形を使わず、断定形で言葉を使います。「~になりたい」ではなく「私は~である」と言い切ります。

ビジュアライゼーションでは、最初にあえて最悪のシナリオを考え、その後で最高のシナリオを具体的に思い描きます。先に最悪のシナリオを考えるのは、失敗を回避するための道筋を逆算するためです。私自身、「成功したいなら、失敗する道を通らなければいい」と考えています。
ネガティブな考えを押し殺さない
取り組んでいても、ふとネガティブな考えは浮かびます。そのときは「また出てきたな」と受け止めるだけにします。無理に消そうとすると、かえって強化されてしまうからです。
潜在意識とIQは無関係ではない
こうした取り組みを始めたばかりなので、今すぐに結果が出ているわけではありません。しかし、続けていけば必ず何かが変わると信じています。
これまでこのブログでは IQ の話題も扱ってきましたが、潜在意識の書き換えは決して無関係ではありません。
「知性の高い自分」という理想像をしっかりと潜在意識に置くことが、知性を高める土台になると私は考えています。
潜在意識の書き換えは、思考のクセを変えることでもあります。そしてこれは、知性やIQを高めたいと考える方にとっても無縁ではありません。
IQの高め方については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
まとめ

潜在意識を書き換えるのは一夜にしてできることではありません。ですが、意識して取り組めば、必ず少しずつでも自分を変えていけると考えています。これからの私自身の変化の過程もお見せできればと考えています。
もし同じように「今の自分を変えたい」と思っている方がいれば、私の取り組みが少しでもヒントになれば幸いです。
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